A STORY BY FUYUNO YUI

ベイズの千里眼

〜コミュ障の天才は、その課題を全部見抜く(恋以外)〜

全ての嘘を見抜く天才が、
自分への溺愛だけは見抜けない。

ジャンル
お仕事 × 知的ミステリ・ラブコメ

あらすじ

これ、バグじゃない。人為的な現象ね

高卒・独学のたたき上げ、天才データサイエンティスト・氷室澪。飄々として摑みどころがなく、対人スキルは壊滅的。でも「面白い問題を技術で解く」ことにかけては、誰にも負けない。

前職のSNSで詐欺広告の配信ロジックを「美しくない」と独断で潰し、広告収益を一割落として即クビ。そんな彼女に、かねて目をつけていたトップ営業のクール王子・御子柴律が言い放つ。

「君は技術に集中すればいい。雑務は、僕が全部引き受ける」

掲げる旗は「詐欺のないSNSを作る」。理想だけでは食えないから、他社が匙を投げたAIの難題や大手の炎上案件を“受託”で解きながら、二人は小さな会社を育てていく。原因不明のバグ、整いすぎたデータ、説明のつかない異常──その裏に隠れた“嘘”を、澪はデータごと鮮やかに暴く。

あらゆる事前確率を、証拠さえあれば淡々と更新できる彼女。なのに、ただ一つだけ更新できないものがある。自分に向けられた律の溺愛を、山ほどの証拠を前にしても、なぜか「労務管理」「血糖値の問題」に分類してしまう──。

そして、その理想を潰すために、かつての勤め先が動き出す。

CONTENTS

目次

第1章最初の一項

  1. 第1話プロローグ「一割の嘘」読む
  2. 第2話研究室をあげる読む
  3. 第3話外れ値を見る読む
  4. 第4話幕間①「心電図みたいな在庫」【一】読む
  5. 第5話幕間①「心電図みたいな在庫」【二】読む
  6. 第6話幕間①「心電図みたいな在庫」【三】読む
  7. 第7話幕間①「心電図みたいな在庫」【四】読む
  8. 第8話幕間①「心電図みたいな在庫」【五】読む

第2章百人の最初

  1. 第9話酔うと素が出る、という嘘読む
  2. 第10話百人の最初読む
  3. 第11話九割の網読む
  4. 第12話見せかけの相関読む
  5. 第13話取りこぼした変数読む
  6. 第14話幕間②「揃いすぎた拍手」【一】読む
  7. 第15話幕間②「揃いすぎた拍手」【二】読む
  8. 第16話幕間②「揃いすぎた拍手」【三】読む
  9. 第17話幕間②「揃いすぎた拍手」【四】読む
  10. 第18話幕間②「揃いすぎた拍手」【五】読む

第3章影の気配

  1. 第19話ノイズの中の規則読む
  2. 第20話説明のつかない残差読む
  3. 第21話清楚という名のアルゴリズム読む

第4章売り物じゃない

  1. 第22話売り物じゃない読む
  2. 第23話言い値読む
  3. 第24話抹殺宣言読む

第5章札束の津波

  1. 第25話札束の津波読む
  2. 第26話一か八か読む
  3. 第27話手綱読む
  4. 第28話信頼は複利読む

第6章マコトの牙

  1. 第29話線の外側読む
  2. 第30話マコトの牙読む
  3. 第31話守り切った夜読む
  4. 第32話幕間「唸る箱」読む
  5. 第33話幕間「酔った予言者」読む

第7章整いすぎた庭

  1. 第34話頼られる門番読む
  2. 第35話ヒドラと根読む
  3. 第36話同じ網読む
  4. 第37話整いすぎた庭読む

第8章事前確率の更新

  1. 第38話本当の膿読む
  2. 第39話初代の宝読む
  3. 第40話先に、見ていた読む
  4. 第41話事前確率の更新読む