A STORY BY FUYUNO YUI

零時の神様

〜氷の令嬢は底辺作家の信者〜

毎晩零時、
たった一人だけ読んでくれていた。

ジャンル
現代学園ラブコメ × 正体バレ

あらすじ

おかえりなさいませ、私の神様

学校一の氷の令嬢が、俺の六畳一間で三つ指をついて頭を下げている。

PV一桁の底辺WEB作家・秋月蓮、高校二年生。ペンネームは「冬野結」。「泥を這ってでも生きる人間への全肯定」を書き続けるが、数字は一桁のまま。十年来の幼馴染・優奈には「イタい」と嘲られ、イケメン転校生に乗り換えられて捨てられた。

そんな蓮の正体を、学校一の“氷の令嬢”如月暦──メガ財閥・如月グループの令嬢が、突き止める。誰も近づけない完璧無比な彼女の本性は、蓮の小説を“命綱”として崇める、限界最古参の重度ヤンデレオタクだった。

六畳一間からタワーマンションへ。氷の令嬢の全肯定に飼育され、財閥の総力で強制的に世へ押し上げられていく蓮。だが暦が氷点下になるのは、いつも彼の作品を侮辱した者にだけ──。

彼女はなぜ、彼の小説にそこまで縋るのか。答えは、PV一桁時代の毎日零時二分に、必ず付いていた“たった1つの既読”にあった。

CONTENTS

目次

第1章おかえりなさいませ、神様

  1. 第1話おかえりなさいませ、私の神様読む
  2. 第2話PV、一。読む
  3. 第3話イタい、って言われた読む
  4. 第4話氷の令嬢が、俺を見ている読む
  5. 第5話あなたの、全部を読む
  6. 第6話黒塗りの車と、最上階読む
  7. 第7話救われました、あなたに読む
  8. 第8話ドアは、開けておきました読む

第2章全肯定飼育契約

  1. 第9話書くことだけ、考えていてください読む
  2. 第10話わたくし、と彼女は言った読む
  3. 第11話湯呑みは、いつも同じ温度で読む
  4. 第12話その一行に、救われた人がいる読む
  5. 第13話氷は、教室では溶けない読む
  6. 第14話あの「一」は、この部屋にいた読む
  7. 第15話誰も読まなくても、一人は読む
  8. 第16話財閥が、動き出す読む

第3章財閥、全力を出す

  1. 第17話その一冊のために、財閥が動く読む
  2. 第18話数字が、雪崩れた夜読む
  3. 第19話感想が、三件読む
  4. 第20話1という、数字の話読む
  5. 第21話光が強いほど、影は濃い読む
  6. 第22話あの夜の、話をしよう読む
  7. 第23話近づいてくる、足音読む
  8. 第24話明日、学校で、全部バレる読む

第4章学校バレ、それから報い

  1. 第25話冬野結は、この教室にいる読む
  2. 第26話氷の令嬢が、頭を下げた読む
  3. 第27話ねえ蓮、覚えてる?読む
  4. 第28話帳簿の、影読む
  5. 第29話許せない、という氷読む
  6. 第30話あの人たちの、家族は読む
  7. 第31話監査は、予定どおりに来た読む
  8. 第32話その言葉、どこかで読む
  9. 第33話もう、君に読ませたい話は読む

第5章零時の神様と、生きる読者

  1. 第34話失点、六読む
  2. 第35話もう朝が来なくていいと思っていた読む
  3. 第36話でも、1だった読む
  4. 第37話偶然では、ありません読む
  5. 第38話読者は、作家に触れてはいけない読む
  6. 第39話見つけました読む
  7. 第40話神様と、信者のままで読む
  8. 第41話神様は、やめよう読む
  9. 第42話一生分の、連載を読む
  10. 第43話氷が溶けた、その先で読む
  11. 第44話たった一人の、最初の読者へ読む